先週の振り返り
皐月賞はペースとしては1:00.3-1:00.3と完璧な平均ペースでした。
早い脚が使えない馬場で、2番手から早めの先頭に立ったタイトルホルダーが上り8位の3F37.5?!で2着に粘りました。
勝ったのは4番手のインに構えていた、エフフォーリアが空いたインを突いて上り2位の3F36.7で3馬身差の圧勝でした。
これまで、スローの上り勝負でも切れ負けせずに離していましたが、ここでは、パワーが必要な馬場でも対応力を見せました。
これで、パワーレースでも、府中特有の長く速い脚を必要とされるレースも適応していますので、ほぼ2冠を手中に収めたと言ってよいでしょう。
2着以下はタイトルホルダーを交わせなかったので、良馬場で切れる馬の方が有力になるでしょう。
ステラヴェローチェは晴雨兼用で良い馬場条件でしたが2着にも届かず3着でした。ちょっと後ろから行きすぎた観がありますが、物足りない内容でした。こうなるとダービーかNHKマイルか次をどちらに行こうか迷いますね。
馬場が時計が掛かった割には、内が悪くなかったこともあり、掲示板には先行したタイトルホルダー以外は皆内目の枠でした。
グラティアスは外枠がかわいそうでした。もっと前に行こうとしたのですが、アサマノイタズラに前に入られ、外々を回される結果になりました。内も伸びる馬場だったのであれだけ外々回されてはと言ったところでしょう。ダービーでも買いたいと思いますが、騎手がね。
ヨーホーレイクは善戦マンですね。G1では厳しいか。
レッドベルオーブはこの距離で力負けですから、もうNHKマイルに行くでしょう。
ダノンザキッドとラーゴムは負け方が深刻ですね。
ダノンザキッドは結局弥生賞を使ったことがアダになりました。ガス抜きどころか、ガスが溜まってしまった結果となりました。メンタルに問題がある馬は外厩によるガス抜きが必要なのでしょう。ずーーと発汗がひどく走れませんでした。川田君でこれでは、今後に大きな課題を残す結果となりました。ダービーまでに立て直せるでしょうか。
ラーゴムは差せる脚がないのに抑えすぎましたが負けすぎでした。
馬券は△、 、〇の決着でした。エフフォーリアはダービーでとしましたが、先に走られるパターンは結構多いので相変わらず反省です。
フローラS
オークストライアルとして定着しています。オークスに向けて最後の切符は来週のスイートピーステークスですが、こちらは2000mで2着まで優先出走権が与えられます。
また、牡馬の青葉賞から未だにダービー勝馬が出ていませんが、こちらからはサンテミリオンが勝っています。
開幕週の府中2000mと言うことで軽い切れが合いそうですが、長い直線の府中に戻り早仕掛けのせいか、結構、坂の途中から底力が試されるケースが多いようにい思えます。
アンフィニドール
【血統】モーリス×ディープインパクト産駒です。
母ヤマノフェアリーはJC、宝塚記念2着、デニムアンドルビーの全妹です。
父がモーリスで2000m前後で決め手を発揮するだけでなく、底力も期待できる血統になります。
【ローテ】 デビューが遅く、3月の未勝利戦となりました。そこから中4週で、今度は関東へ輸送するので楽ではありません。ただ、馬格はそこそこありますので、そこが頼りです。
【短評】 未勝利は経験馬もいる中、1800mを1:46.3を上り2位の末脚33.4できっちり勝ち切りました。2、3着馬もすでに勝ちあがっていることから、素直に評価できる内容です。距離も舞台もぴったしなので、素質が活きれば。
オヌール
【血統】ディープインパクト×Le Havre(Red God系)産駒です。
母はアヴニールセルタンなので、デゼルの全妹になります。母はフランス1000ギニーとオークスを勝った、いわば2冠馬で、よくこういった牝馬を出してくれるなと思います。
【ローテ】 11月に新馬を勝利して、4か月開けたにもかかわらず前走はー6kgでした。そこから中6週で輸送があるので馬体が心配です。410kg台を切るようなら厳しいかもしれません。
【短評】 距離もコースもぴったりで、姉がスローの追い込み馬でしたが、こちらは先行力もあり、早い脚もあるので馬体次第では勝ち負けでしょう。
オメガロマンス
【血統】ハーツクライ×スピニングワールド産駒です。
母はオメガスピリットなので、オークス馬ヌーヴォレコルトの全妹になります。母はスプリンターでした。スピニングワールド自体はマイラーでしたが、牝系がスピード系です。
【ローテ】 1月に新馬を勝利して、2か月開けたにもかかわらず前走はー6kgでした。そこから中3週で馬体が心配です。
【短評】 新馬戦はとても届かないような位置から追い込みを決めて、素質の片鱗を見せました。前走は調教もいまいちだったし、重馬場のせいか惨敗でした。
府中の2000mが合わないわけはなく、良馬場なら乗れている武史君で一発があるかもしれません。
スライリー
【血統】オルフェーブル×ディープインパクト産駒です。
サンデーサイレンスの血が25%と濃い血統構成です。気性面と健康面が気になります。戦績にはムラがありますが影響があるのかも。
ただ、前走は距離が短い上に時計も速く、相手も強かった。
【ローテ】 前走クイーンカップと前々走は中3週と詰まりましたが、今回は9週空いていますので調整はできそうです。
【短評】 距離はこのくらいが良いと思います。多少時計が掛かった方が良いようですが先行して底力を活かせれば好走可能でしょう。
ユーバーレーベン
【血統】ゴールドシップ×ロージズインメイ産駒です。
札幌や中山の時計の掛かる小回りコースが得意な血統です。むしろ、阪神のマイルで良くメイケイエールを交わして3着に来たなと思います。
ただ、切れる脚ではなく、良い脚を長く使えるタイプです。
ゴールドシップ産駒ですから、雨が降ればなお良しでしょう。
【ローテ】 明らかに使ってよくなるタイプなので、本番前に1回フラワーカップを使っておきたかったし、勝ち負けする自信があったと思いますが、3着に敗れたことから、ここを使わざるを得なかった?のだと思います。
タフさはあるかと思いますので仕上がり次第でしょうか。
【短評】 距離は良いかと思いますが、開幕週の府中におけるスピードがあるかどうかは疑問です。
他にもこのレース2着したヤマカツグレースの異父妹ルースやカツジの全妹パープルレディーがで登録しています。前者はすでに8戦しています。後者は府中で連勝中ですが、馬体が寂しいのが難ですかね。
マイラーズC
これまで京都で行われていたころは、この後安田記念との関連は薄かったのですが、今年は阪神にかわりどうでしょうか。
良馬場なら1:32秒前後の勝ちタイムになるかもしれません。そうなれば、府中のマイルとも関連が出てくるのではないかと思います。
アルジャンナ
【血統】ディープインパクト×Tiz Wonderful(Tiznow系)産駒です。
血統的にはスピード系でマイルは前走が初めてですが、マイルに適性があるかここは真価が問われます。
【ローテ】 ダービー惨敗以来8か月ぶりの前走は出遅れた上、超スローで3F32.8でも届かず5着でした。調教みたいなレースで、9週空けたここは仕上がるでしょう。
【短評】 2戦目にコントレイルにちぎられての2着、その後善戦するも勝ち切れず依然として1勝馬です。マイル適性が高いと見ていますので、マイルで見直してみたい馬です。
ケイデンスコール
【血統】ロードカナロア×ハーツクライ産駒です。
母系がG2に強い中距離系ですが、やはりマイルの方があっているようです。
不調な時期が続きましたが、確変中で、ハーツクライはキャリア中に不調な時期があって、古馬になって確変する馬もいますのでその影響でしょう。
岩田君にも合うんでしょうね。
【ローテ】 順調以上に使われていますが今回は中7週でギリギリ調整できているかでしょう。
【短評】 G2に強い血統で確変中ですから、ここは有力でしょう。
エアロロノア
【血統】キングカメハメハ×ロックオブジブラルタル産駒です。
母方がエアデジャブー-エアメサイアとG1でも活躍してきた牝系です。エアデジャブーは牝馬3冠を3、2、3着でしたがエアメサイアはオークス2着の後、ローズSと秋華賞を連勝して、一族の悲願を果たしました。Danzig系ロックオブジブラルタルを挟んでキングカメハメハでいかにもマイラータイプでマイル2戦を含めた3連勝でオープン入りしました。
【ローテ】 10月の休み明けから、ここで6戦目と使い詰めです。勢いがあるのでここまではこなすかもしれませんが、いずれ疲れが出るでしょう。
【短評】 血統的な裏付けもありますし、3連勝中ですが、ローテが厳しく、人気になりすぎている観があります。調教は走るので判断が難しいのですが、ラスト1、2Fが鈍るようなら疲労が心配です。
ボンセルヴィーソ
【血統】ダイワメジャー×サクラローレル産駒です。
ダイワメジャーのスピードとサクラローレルのスタミナ・底力を上手く引き継いでいて、ある程度先行して、母方の底力で粘りこむレースで好走しています。
すでに7歳ですが、父母共に長く走れる血統ですので、その点でも上手く引き継いでいます。
【ローテ】 使い詰めで、今年すでに3戦していて4戦目です。前走、前々走とそれなりに厳しい競馬だったので、走る季節とは言え、厳しいローテであることは変わりありません。
【短評】 2走前が自身の上り3Fが36.1、前走が35.3と、早い脚がないので、上りの時計が掛かるレースを得意としています。そうなると、今の阪神の良馬場だと厳しいかもしれません。。
ワールドウインズ
【血統】ルーラーシップ×フジキセキ産駒です。
母エイジアンウインズは阪神牝馬S-ヴィクトリアマイルを連勝した名牝です。
ルーラーシップ産駒で一瞬の脚ではなく、平均的なスピードで勝負するタイプなのでマイルでは厳しいかもしれません。
【ローテ】 11月の休み明けから、年明けすでに3戦しています。前走から中3週で立ち直せるのか難しいところですが、騙馬になって使われ続けるのかなと思います。
【短評】 母系がスピード系ですが父がルーラーシップでヴァンケドミンゴくらいしかマイラーはいないので、良馬場では勝つまでは難しいと思いますが、どうでしょうか。
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