出走予定馬を見ていると、血統的に魅力のある馬が5頭いたので記事にしてみました。
今年は牝馬の方が圧倒的に面白い。
今のところ土曜日までは晴天が続くみたいなので、良馬場での走りを見たいです。
各馬診断
アールドヴィーヴル
【血統】 キングカメハメハ×ディープインパクト産駒です。
昨年フローラステークス3着のフアナの異父妹になります。
祖母スカーレットからはアドミラブル、エスポワールが出ていて、キングカメハメハは母系の特徴を活かすので、牝系の影響が色濃い血統になりますので、ディープインパクトの切れとグレースアドマイヤ系の底力を秘めていることが想像できます。
【距離・コース】↗︎ 京都マイルの重馬場でとても届きそうにない位置から追い込み勝ちでした。マイルもこなしますがもう少し長い距離の方が合うかと思います。
ただ、府中の長い直線がこの馬にとって合うことは想像できます。
【ローテ】→ 不良馬場でしたし、新馬の勝ち方がすごかったので、馬に負担が掛かったのでしょうか、4か月明けての出走になります。小柄な牝馬なので乗り込めば仕上がるでしょう。
【その他】↗︎ 3冠ジョッキーの継続騎乗はいいですね。
アカイトリノムスメ
【血統】 ディープインパクト×キングカメハメハ産駒です。
母は3冠馬アパパネです。
名牝だからと言って強い馬が馬が誕生するわけでもないのが難しいところです。
アパパネ、ウオッカ、タニノスカーレットと未だ産駒にGレース勝利がありません。
母の偉業はともかく、血統だけを見れば、マイル向きのスピード系で切れそうな脚を持っているとなります。
【距離・コース】→ 府中のマイルで2連勝。前走は出遅れ気味に出て差し切りました。
レース振りからも、府中の長い直線がこの馬にとって合っています。
ただ、前走の勝ち時計は後述するレフトゥバーズの新馬戦と同タイムでした。
【ローテ】→ 前走から2か月半明けて、十分な調整期間を取っています。そこはノーザンファームですから抜かりはないでしょう。賞金を加算して桜花賞に向かいたいところです。
【その他】→ 差し馬に戸崎君で万全の態勢で臨みます。
ククナ
【血統】 キングカメハメハ×ディープインパクト産駒です。
母は桜花賞2着、オークス3着のクルミナルです。
桜花賞は残念な2着、オークスはやはり距離が少し長かったかなと思います。
父がキングカメハメハになりましたが、母同様の末脚を活かす馬です。
【距離・コース】→ 府中のマイルではアルテミスで、不利が重なりながらも2着したこともあり、実績・脚質からも府中のマイルは合っていますが、もう少し距離が合った方が良いかもしれません。でも、2400mという血統でもないのですが…。
【ローテ】↘︎ 450㎏前後と、どちらかというと小柄な馬で中4週での出走は予定外だったと思います。前走2着を確保して、桜花賞へ直行したかったのだと思います。
【その他】→ 私がルメール騎手と相性がイマイチなのですが、府中ならというところでしょう。
でも、ひょっとしたら、前走よりも相手関係対は強いかもしれません。
リフレイム
【血統】 American Pharoah×Tapit産駒です。
American Pharoahはアメリカで久々の3冠馬です。父Pioneer of the Nileはエンパイアメーカー産駒でFappianoを経由した遠いMr. Prospector系になります。母はStorm Cat系なのでスピードを持った地力型と言えるでしょう。
母父はTapitです。グランアレグリアの母父です。その父PulpitはA.P. IndyとMr. Prospectorの直仔の仔です。
母母父はヘネシーで、こちらはStorm Cat系です。
結果として父母からFappiano-UnbridledとStorm Catの血脈を引いたインブリードと言えます。
インブリードは時として狂気を持った強い馬が出ますので、この馬はその可能性を持っていると思います。
初戦のエイシンヒカリを彷彿とさせる府中の外拉致沿いまで斜行しても逃げ切った新馬戦。2戦目は一転して追い込んで離して完勝でした。
前走はやる気がなかったのか、パドックで膝ついて休もうとするところをばっちり写されました。結果、届きはしませんでしたが着差は0.2とわずかでした。
地力型マイラーと言っていいでしょう。
【距離・コース】→ マイルも府中でも勝っていますので問題ないところです。右回りだと逆にもたれるのかもしれません。左回りだけを使っている点は好感が持てます。
地力型マイラーとしてどんな競馬をするか楽しみです。
【ローテ】→ 前走から3か月あいたので、メンタル的にはリフレッシュしているかと思います。
【その他】→ このまま木幡君とのコンビでいって欲しいです。癖馬なので調教でも乗っている点が好感を持てます。
レフトゥバーズ
【血統】 ディープインパクト×Tapit産駒です。この組み合わせはグランアレグリアと同じです。ひょっとしたらディープインパクトの2組目のニックスになりそうですが、もう産駒は限られているのでしょう。
馬体が小柄なのが気になりますが、切れと地力を備えたマイラーとして活躍しそうです。
【距離・コース】→ 府中のマイルで新馬を勝ちました。時計は翌日のアカイトリノムスメが勝った赤松賞と同タイムです。着差からもこちらの方が余裕があるように見えます。
【ローテ】↗︎ 前走から2か月半明けて、十分な調整期間を取っています。小柄な同馬には良いと思います。仕上げもノーザンファームですから抜かりはないでしょう。こちらも賞金を加算して(勝って)桜花賞に向かいたいところです。
【その他】→ 乗れてる横山武君です。落ち着いて乗って欲しいです。
今のところ…
当初はククナからと思っていましたが、レフトゥバーズの素質を買いたいと思います。
もちろん、ククナで逆転も考えられます。
アールドヴィーヴルの素質も不気味ですし、リフレイムもどんな競馬をするのかワクワクします。
そうしていきますと、2勝していますが、アカイトリノムスメは少し霞むような気がします。
いやー今年は本当に牝馬が面白い。土曜日がワクワクします。
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